意外と身近な文学

 十時、起きる。十一時、メシを食う。十二時、家を出る。一時、ゲーセンでヒマをつぶす。二時、秋葉原にいってエロゲーのお買い物。四時、吉牛で並を食う。五時、家に帰る。六時、エロビデオで一発ヌク。七時、買ってきたエロゲーを早速プレイ。必修の授業があるのに学校は全部やすんじまった。もうなんというか、世界中でこれほど生きている必要の無い人間などいないのではないか、というかわたしは人間失格なのではないか。という実にリアルな体験を如実に書いた文学作品が、かの有名な太宰治の『人間失格』です。

 また中学生のとき初めてエロビデオを見て、うわ、こんなかわいい子がなぜ、こここここんなことしているんだ、ゆるせない、この世の中一体どうなっているんだ、こんな不条理があって良いのか、と思った。と、かのフランスの文豪、アルベール・カミュも中学生のころに初めて見たエロビデオが全ての創作の原点になっていると語っています。

 このように文学というのは決して我々と遠いところにあるのではありません。というよりもわたしはまるで自分のことのように思われてなりません。あまりにもそっくりです。

 活字離れ、文学離れが叫ばれて久しいですが、どうですか、文学でも読んでみませんか。

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