みなさん、ラーメン好きですかー？ラーメン喰ってますか？行列の出来るラーメン屋に一時間並んでラーメン喰ってますか？一時間もならんだのに、意外とうまくなくてキレたりしてませんか？「でも、いちおう有名店だし、ほら、話題にもなるからいいじゃん、落ち着けよ、オマエも大人になれよ。」とか友達に諭されていますか？ラーメン喰うとなんで鼻水が垂れてくるかしってますか？

　そこはかとなく立ち上がる湯気、じわぁーとタレがしみこんだチャーシュー、海のかほり漂いまくるノリ、口の中に滑るように入っていくぷりっぷりアルデンテの麺、いやはや、たまりませんな！！

　というわけで、わたしはラーメンが三度の飯より大好きなんですが、いわゆる行列の出来るラーメン屋には一回しかいったことがありません。新宿の、お店の名前は忘れましたが、とにかく有名なお店で、そう、だいたい３０分くらいは並びましたね。もしかしたらもっと並んだかもしれませんが。

　で、どうだったかというと、それがクソみたいに美味かったですよ。そのせいで食ってる途中でクソしたくなって困りました。でも大丈夫、ちゃんと食い終わるまでガマンしました！！まぁ、半分くらいパンツに出てたからチョットはにおったかもしれませんね。

　で、そこのお店はなんかもう、お店の場所から半径１０メートルくらいがラーメン臭全開といった感じで、プンプン美味そうなニオイが漂ってきて、並んでいる間に「もーガマンできねー」ってな感じになってくるわけです。と、ガマンが限界に達しそうになる頃に店内に入れて、やっとエサにありつけるわけです。ここまでオアヅケされたら大概の食いモンだったらうまく感じるのではないか、と感じてしまうほどでしたよ。

　しかし、うまいラーメン屋は近くに無いので、そうしょっちゅういけないんですね。そこで、三度の飯よりラーメンが好きなわたしとしては、家ではしょうがなくカップラーメンを食べることになるわけなんです。ところが、カップラーメンといってナめてかかるとヤケドしますよ。マジで。だってカップラーメンは熱いから。ってつまんねぇダジャレだな！！

　ほらほら、カップラーメンも最近は２５０円位する高くてスゲー美味い物がたくさんでてきて、有名店がプロデュースしたカップラーメンが出たりして、ブームの様相を呈しているじゃないですか。ゆで卵がはいっていたり、本格的なチャーシューが入っていたり、まぁホント、本格的だなぁ、スゲーなぁ、と驚くばかりですよ。で、いろいろ食べてきたなかで、いちばん美味かったのは何かといえば、難しいんですが、やっぱりチキンラーメンですな。

　なんだ、チキンラーメンかよ、２５０円位する本格的なヤツじゃないのかよ、とおもった、そこのアナタ！甘い！甘すぎる！やっぱなんだかんだいってチキンラーメンは最高です。チキンラーメンはインスタントラーメン界の草分けであり、だれもチキンラーメンを前にしては萎縮してしまうような存在です。いわば、インスタントラーメン界の長嶋茂雄と言えるでしょう。だてに数十年第一線で活躍していません。記録より記憶に残るよ、みたいな。

　チキンラーメンをどういう風に食うかというと、まず、ラーメンのどんぶりを用意して、そのなかに袋からだしたチキンラーメンを壊れないようにそっと入れ、うえからアツアツの熱湯をそそぎかける。甘い！！甘すぎる。そんな普通にくうようなマネはしてはいけません。そんな普通の食べ方じゃ、チキンラーメンを本格的に味わうことが出来ません。

　ご飯のプロはご飯だけで食い、そばのプロはソバをタレに付けずに、そのまま食して味をみるように、通は、よけいな物を混ぜないのです。ですから、チキンラーメンはそのままバリバリくうのが最高なのです。男なら、そのままバリバリ食え、といいたい。女でも、そのままバリバリ食え、といいたい。