ディズニーランドにいった話(1)

 非常に暖かな小春日和の10月のある日、つまり、それはつい先日のことであるが、ディズニーランドにいってきた。ディズニーランドに行くのはもうチョンマゲが飛び出るくらい久しぶりのことで、分かりやすく言えばスゲー久しぶりだった。

 ディズニーランドというのは改めて冷静になって、見てみると非常にアメリカンで、ウエスタンな感じだと言うことに気が付いた。しかし、徹底的にアメリカをテーマにしているものの、時代はまちまちだということに気がついた。ランド内を悠々と流れるという三階建ての舟の名前となっているマーク・トゥエインは19世紀後半の人、ランド内で生演奏をしていたディキシーランドジャズは、うーむいつだろう、多分20世紀前半に生まれた物っぽい、そしてランド内の建物はほとんどがウエスタン調である。これは実際のウエスタンと言うよりも映画などに現れるウエスタンのイメージを実際に作った方がいいっぽい。

 ビッグサンダーマウンテンもランド内の汽車も、とにかく全てアメリカ、アメリカ、アメリカ、で、スペースマウンテンも当然NASAのスペースシャトルをモデルにつくられている。と、ディズニーランドのオリジナルはアメリカにあるのだから当たり前といってしまえば当たり前なのだけれども、それにしても一から十までアメリカの歴史を総ざらいするがごとくアメリカづくしでもう、お腹いっぱいという感じであった。

 さて、翻って日本づくしの遊園地といっても思いつかない、あるのはまぁ、日光江戸村とかだが、ディズニーランドに比べると、非常にショボい。わたし的にはディズニーランドに匹敵する日本づくし遊園地というのも作ってもらいたい。チョンマゲスプラッシャーフジマウンテンとか、スペースフンドシハントとか、神楽坂料亭ワールドとか、極道ゲイシャハウスとか、いかにも楽しそうではないか!!もちろんパレードは、参勤交代で、お客はひれ伏さなければならないのだ。

 ミッキー、ミニー、プーさん、などに匹敵するキャラクター達としては、定番のサムライ(=ミッキーに相当)、ゲイシャ(=ミニーに相当)をはじめとして、金太郎、桃太郎、高倉健、ジャパネットたかたの高田社長などが考えられる。いやぁーいかにも楽しそうだ。

 と、ディスニーランドに話はもどるが、これだけアメリカ漬けにされたおかげで、家に帰ってくる頃には髪が微妙に金髪になり、LとRの発音が聞き分けられるようになり、キリスト教の教えが崇高な物に思え、リアクションも大きくなって、つい「オー、ジーザス!!!!!」なんて言葉が口をついて出そうになってきたような気がしてきたのだから、不思議なもんだ。

 ファッキューサノバビッチ!ヘイヨー!

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