サイコ(1998/米)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006HBKJ/vidi-22/

監督 ガス・バン・サント
出演 ビンス・ボーン / アン・ヘッチ / ジュリアン・ムーア / ビゴ・モーテンセン / ウィリアム・H・メイシー

 アルフレッド・ヒッチコック監督による名作となだかい1960年の作品「サイコ」の忠実なリメイクバージョン。忠実とは言うモノのじつはオリジナルの方をみていないのでどれくらい忠実なのかさっぱりわからない。そう書いてあったから、そうなんだろうと思っているだけだ。

 オリジナルの方を借りるつもりなのに、急いでいてまちがってリメイクの方を借りてしまっただけなのだ。ネットで公開されている感想などを読んでみても間違って借りてきてしまった人は結構多くいるみたいでなんとなく笑える。

 忠実とは言うモノの、出演者のファッションは現代的なモノになっているし、妹がウォークマンを聴いていたり、ということはしている。ヒッチコックでは4万ドルのところが40万ドルになっているらしい。

 印象的なのはシャワー室の真っ白な壁の色で、無機質な真っ白の壁に血がしたたるという場面はいろいろな映画で使われているけれども何回みても強烈な印象がある。とはいえ、全身がゾクゾクするような怖さ、というのは全くなくホラーとしては全然たのしめない。しかし、全体的にうまくまとまっているとは思える。

 気になったのは母親のミイラの歯が真っ白で歯並びがやたらときれいなところ。あんなに真っ白ということは息子が毎日磨いているのか、それとも総入れ歯なのか、など疑問はつきない。

 役者に関しては可もなく不可も無く、といった感じで、特にダメな感じの役者もいなければ特にすげえ、とおもう役者もいなかった。ただ姉と妹がほんとに姉妹なのか、と思わずつっこまずにいられないくらい全然雰囲気が違う。そこらへんは残念。

 オリジナルをみないとな。

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