パウダー(1995/米)

監督 ビクター・サルバ
出演 ショーン・パトリック・フラナリー / メアリー・スティーンバーゲン / ランス・ヘンリクセン / ジェフ・ゴールドブラム
 
 落雷によって死んだ母親から生まれたジェレミーは奇跡的に助かるものの、アルビノ、電解質、そして歴史上最高のIQを持つ、という特異体質になってしまう。そのため人目を避けて祖父から育てられる。

 あるとき祖父が死に、それをきっかけにジェレミーは世間と関わりを持ち始める。周囲はジェレミーの「特異体質」にいろいろな反応を示す。

 はじめの30分くらいはなかなか期待を持たせて、面白そうな予感がプンプンするのだが、理科の実験化なんかで電気を引きつけたり、スプーンを引きつけたりするあたりから、一歩引いて見てしまった。

 ラストの落雷を受けながらの疾走部分なんかは本当は感涙にむせぶべき所なのだろうが、あんまり感動できなかった。

 はっきりって途中から意味が分からない。それに一つ一つのエピソードが中途半端な気がする。周囲からの「いじめ」も切実な描写に欠けるし、世界に出て初めての恋愛ももっとキレイにたっぷり描いて欲しかった。なにより意味不明なのがアインシュタインとか電解質とかのところ。アルビノであるというだけでよかったのではないか、とおもった。

 自分でもなにがなんだかわからなくなってきた・・・。とにかくみんな中途半端で分け分からない部分がおおいのだ。
 

戻る