レインメーカー(1997/米)

監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マット・デイモン / クレア・デーンズ / ダニー・デビート / ジョン・ボイト / ディーン・ストックウェル / テレサ・ライト / バージニア・マドセン / ミッキー・ローク / ロイ・シャイダー


法廷モノ、病気、ということでトム・ハンクスの『フィラデルフィア』などにもあるとーり、かなり平凡な設定である。原作は法廷モノのジョン・グリシャム。監督はコッポラ。音楽はエルマー・バーンスタイン。

主役ルーディはマット・デイモン演じる卒業したてのロースクールの学生。彼は学生時代にバイトしていたパブのお客のコネクションで、ちょっと怪しげな弁護士事務所に勤めることになる。(この事務所のボスがミッキー・ローク。いい味だしてる。)そこで初めて扱うことになった仕事が、決して金を払わない悪徳保険会社と闘う白血病の患者を持つ家庭の弁護であった。

この話をメインに家庭内暴力に苦しむ女性(クレア・デーンズ)との交流を含めて話は展開する。

結果を言ってしまえば、超一流の弁護団を揃えた悪徳保険会社に対して新人弁護士ルーディは必死に闘い、大勝利を納める。しかし会社の破産で賠償金を得ることはできなくなってしまう。まぁ社会派の映画といえる。

マット・デイモン、クレア・ディーンズ、ダニー・デビード、ミッキー・ロークをはじめとして出演者はみんな本当にいい味だしていて、素晴らしいのだが、展開はノンビリしすぎていてかったるいところがあるし、ストーリーも平凡である。

白血病の痛々しさを全面に出し過ぎず控えめにだしている所は好感が持てるが、全体的には無難にまとめたという印象しか残らない。

それにしてもダニー・デビードはナイスキャラだな。
 

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