タイタンズを忘れない(Remember the Titans/2000)
監督:ボアズ・イエーキン
出演:デンゼル・ワシントン、ウィル・パットン、キップ・パルデュー
 
 
 場所は独立戦争の舞台となったヴァージニア州、時代は1971年。高校のアメフトチーム「タイタンズ」のはなし。高校が白人黒人統合され、「タイタンズ」も白人黒人の混ざったチームになり、ヘッド・コーチとして黒人のブーンが来る。最初はお互い反発し会っていたものの、合宿をとおして少しずつ分かり合っていく・・・。
 さて感想だが、この映画は・・・正直言って・・・いやな映画だ。
 音楽の使い方なんて吐き気がするほどイヤだし・・・。さあさ、みなさん感動しなさい、ほらほらここが泣き所ですよ、ほれほれ、って言われてるようだ。観客をバカにしすぎ。
 それにこの映画を見て「人種を越えて友情を育む、スポーツや音楽を通して、ああなんてすばらしいの!」などと感動しているアメリカ人が、同時にアメリカがいろんな人たちや国々にやってることを当然のことと考え「永遠の正義」なんていっていると思うとこれまた吐き気がする。
 地獄の合宿で夜中に走りに行くところなんかは中学高校時代の部活の合宿を思い出して、あぁどこも同じなんだなぁ、つらかったなぁあのころ、うんうんなどと思ったりもしたのだが。ここまでいっておきながら言うがキップ・パルデューはかわいかっこよくて、なんか異分子的な感じがよかった。キャプテン役もなかなか良かった。
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