ラリー・フリント(The People vs. Larry Flynt)
監督:ミロス・フォアマン
出演:ウディ・ハレルソン、コートニー・ラブ、エドワード・ノートン、ドナ・ハノーバー、ジェームズ・クロムウェル
 
 
 雑誌ハスラーを創刊し、大雑誌に育て上げたラリー・フリントのはなし。少年時代のシーンからはじまり、「ハスラー」の創刊、ジャックリーン・ケネディーのヌード写真で大部数を売り上げ大躍進、暗殺されかけて下半身麻痺、キリスト教にはまり、裁判に負けて精神病患者の病院にはいり、妻のエイズの死・・・。最後は1984年最高裁判決でラリー・フリントが勝訴するところで終わり。
 ラリー・フリントの半生を描いている。ポルノと戦争の演説はなかなかよかったりしたし、毎回変わるジャンキー女コートニー・ラブの髪型もよかったし、映像もまあまあ美しかった。
 結局テーマというものもなさそうだし、主張することも特になさそうなのだが、そこがとてもいい(「自由の国アメリカ万歳!」というメッセージがみられるといっていたひともいたけどそうはおもえなかったのだな・・・)。
 なんかしたい、とおもいつづけてあがいたパンクおやじラリー・フリントのなんだか哀しい魅力を見る映画。それほど道徳的な香りがただよってないのがいいかんじ。で、コートニー・ラブはカート・コバーンの奥さんだった人。おもしろいのだがちょっと長いな・・・。
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