小倉ありすの夢判断

(過去ログ 2004年7月その1)

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[2004/07/10] 夢判断

 昨日、夢を見た。

 夢というのは、人間の深層心理を表しているのだという。本当であろうか。

 昨日見た夢とは、こんなものであった。

 夢の中で、わたしは教室の席についていた。見慣れた大学の教室。生徒はたったの一人。つまり、わたし。そして、先生はなぜだか知らんが、ちょっとロリの入った、笑顔が犯罪的に可愛い美少女で、たとえて言うならば、小倉ありす。というか、小倉ありす。

 小倉ありす先生?あれ?なんで?みたいな。しかも、ブルマとルーズソックス。ブルマの色はピンク。ピンクかよ?みたいな。ピンクで良かった、みたいな。

 すると、びっくり。ありす先生は、ニコニコしながら「教えてあ〜げ〜るっ」とわたしの上にかぶさるように乗っかってきたのでした。

 「先生、そこは…ダメっす!!」と、いいつつも…

 小倉ありす先生に虐められて…

 もうダメな感じになってきちゃって…

 「ああっ!!」

 うぅ…

 「ひぃ…」

 「モ…」

 「モンシロチョウが飛んでるッ!!」

 っと言った瞬間に目が覚めた。

 はたしてこの夢は一体どのような深層心理を表しているのであろうか、って単なる妄想ですよ。どうでもいいが、曽我さんの長女は「美花さん」、次女は「ブレンダさん」ですよ。

 

[2004/07/09] 人として

 男が三人集まると、自然と女の話になる。これは自然の理である。

 三人いると必ず一人くらい「おっぱいの大きさ」ばかりにこだわりを見せるヤツが出てくる。わたしの友人のひとり、Kもそんなヤツである。Kはいつも言う。Cカップじゃ物足りない、D以上がいい、ベストはE、それ以上は大きすぎる、などと。でも、Fカップでハイズリはしてもらいたい、などと。

 目を輝かせながら理想のカップについて語るKと話していると、わたしは、実に不愉快になり、悲しい気分になる。

 「Dだ、Cだ、Fだって…おまえにとって、女性は乳の大きさで決まるのか?」

 そう、問いただしたくなる。

 女性を乳房の大きさでしか判断することの出来ない、Kが実に底の浅い軽薄な人間に見えてくる。なんて安っぽい人間なのだろう、なんて哀しい人間なのだろう、なんてちっぽけな…そう思えて仕方がなくなってくる。

 目を覚ませK。しっかりと目を見ひらいて考えて欲しい。もっと大切なものはいっぱいあるんじゃないだろうか。

 乳輪の大きさとか。

 

[2004/07/08] 大人はこう怒りを抑える

  今日、わたしは、再び怒りを抑えられない状況に直面した。

 昼の二時ごろである。わたしは、都心のアスファルトの道を足早に歩を進めていた。都会の陽射しは、不快なものである。黒いアスファルトからは朦々と熱気が立ち上り、照り返しは容赦無い。背中はぐっしょりと汗に濡れ、額からは止めどなく汗が流れ落ちた。

 「この暑さの中にいては…俺は、俺は、俺はダメになってしまう…」

 わたしはそう思い、近くにあった漫画喫茶に駆け込んだ。涼しかった。体の芯まで冷えるような涼しさであった。三時間パックとして1000円を払い、真っ先にドリンクコーナーに急いだ。そして、コカ・コーラを立て続けに三杯飲んだ。地獄のような暑さから開放され、飲むコカ・コーラ。カラカラに乾き切ったのどを、癒してくれるコカ・コーラ。実に旨かった。体の芯まで染み込んでゆく感覚。ノーリーズン。コカ・コーラ。

 クールダウンした体でわたしは席につき、ヤングアニマル(*1)を読み始めた。しかし、何かわたしの体に異変が起こり始めていた。寒い。寒すぎる。クーラーが強すぎるのだ。わたしは震えた。寒さに、震えた。そして、再びドリンクバーに急ぎ、コーンポタージュを二カップ飲んだ。クーラー地獄から開放され、飲むコーンポタージュ。芯まで冷え切った体を暖めてくれるコーンポタージュ。実に旨かった。体の芯まで染み込んでゆく感覚。ノーリーズン。コーンポタージュ。

 再び温まった体でわたしは席につき、楳図かずおの『14歳』(*2)を読み始めた。しかし、再び何かわたしの体に異変が起こり始めていた。痛い。痛すぎる。急に絶えがたい痛みが、腹全体を襲った。わたしは震えた。漏れそうになって、震えた。冷たい汗が背中を伝った。わたしは、トイレに急ぎ、一気に不純物を排出した。腹痛地獄から開放され、全身の力が抜けた。恍惚と忘我の中で、わたしは、弱弱しくトイレットペーパーに手を伸ばした。

 この瞬間である。わたしが全身を震わすような怒りにかられたのは。

 無い!! 無い!! トイレットペーパーが無い!!

 しかし、怒りをぶつけようにも、そこは密室の中。怒りはどこへもぶつけられなかった。拳を硬く握り締め、独り狭い漫画喫茶のトイレの中でわたしは叫んだ。

 「くそぉぉぉぉぉ」(糞だけに)

 すると不思議とわたしの怒りは消えていった。わたしは、偶然持っていた「オトコを刺激する情報マガジンR25創刊号」(*3)の一枚を静かに破り、それで肛門を拭いた。紙の硬さが刺激的だった。そうか、そういうことなのか。「オトコを刺激する」の意味がわかったよ。悔しいから27頁(*4)で拭いちゃったよ。

 漫画喫茶を出ると、外で子供が無邪気そうに遊んでいた。

 怒り。それは春の嵐のように突然やってくる。怒りを抑えるも、抑えないも自分次第なのだ。あの時、あの場所が密室ではなかったら。周りに怒りをぶつけられる人がいたなら、どうなっていたであろう。もう少しで取り返しのつかない過ちを犯すところであった。人は、常に自制心を持っていなければならない。それが、大人だ、社会人だ。わたしはそんなことを考えながら、帰路についた。

 

*1 ヤングアニマル

 グラビアは花井美里という巨乳アイドル。乳良かった。

*2 楳図かずお『14歳』

 第一巻読んだのだが、非常に期待を持たせる導入部であった。

*3 R25

 リクルート発行の週間マガジン。無料。創刊号。なかなか面白かった。

*4 27ページ

 「今週の「彼女」」というページ。

 

 

[2004/07/07] 怒りと悲しみ

 先日、わたくしは、こみ上げてくる怒りを抑えられない状況に直面した。

 近所のビデオレンタル店でビデオの物色を終え、さあ借りようとカウンターに向かおうと思ったときであった。わたくしの隣を店員が通り過ぎようとした。しかし、通路は狭く、店員の肩がわたくしに強く当たった。

 「あっ、申し訳ありません」

 くらいの謝罪があって然るべき状況である。しかし、店員は一言も発せずに、そのまま通り過ぎていった。このときである。わたくしの怒りが頂点に達したのは。

 勘違いしないで欲しいが、わたくしは心の広い人間である。「あっ、申し訳ありません」の一言でもあれば、「いえ、良いんですよ、わたくしは心が広いですから。」と、その場で右のポケットからウシくんを取り出し、左のポケットからカエルくんを取り出し、チョットした笑いの一つも取ろうと言うもの。

 しかし、考えても見て欲しい。客にぶつかっておいて一言も無いのだ。怒るのは当然であろう。

「てめぇ、ぶっ殺したろか!!」

 つい我を忘れ、通り過ぎたその店員の胸倉をガシッとつかみ、怒鳴りかかろうとした。と、その瞬間、わたくしは、コーチから常々言われていることを、思い出した。

「おい、ケン、お前の拳はなぁ、ただの拳じゃねぇ。凶器なんだ。それを覚えておけよ」

 わたくしは、つい我を忘れた自分を恥じた。ボクサーとして、こんなんでいいのだろうか。コーチ、そして、わたくしを支えてくれたファンの顔が浮かんだ。わたくしは、泣いた。その場で、泣き崩れた。

「ご、ごめんなさい」

 忘我の中でただ悲嘆に暮れるわたくしを見て、店員は、そっとわたくしの肩を抱いてくれた。

「いいんですよ。ぼく、アニメマニアですから。小学生のときからあだ名は、メガネですから。おい、メガネ、って呼ばれてきましたから。どうせ、日陰者です。日陰者同士、手を取り合ってやってきましょう」

 わたくしは、ただただ自分が開放されてゆくのを感じた。そして、何を書いているのか、何を言いたかったのか、さっぱりわからなくなった。それでも、いいんだ。いいんだ、アップロードしちゃえ。そう、思った。開き直ることにした。しかし、暑い。暑いと何書き出すかわからない。そう強く感じた七月七日夜。七夕らしいね。どうでもいいけど。

 

[2004/07/03]