理科の授業
「いいですか、みなさん、これをよーくみてください。これはミジンコといいます。だれか質問あるかな?」
生徒Aが手を挙げた。
「ミジンコって生きてるんですか?」
「もちろん、生きてますよ。ほかに質問は?」
生徒Bが手を挙げた。
「ミジンコって夕ご飯のおかずになりますか?」
「なりません、というよりも小さすぎて食べれませんよ。ほかに質問あるかな?」
生徒Cが手を挙げた。
「お母さんが不倫しているみたいなんですが、見て見ぬ振りをした方がいいんですか、それともお父さんにこっそり言った方がいいんですか?」
「それは、ケースバイケースですね。つまりお母さんが不倫相手と本気であるようならお父さんに言っても良いと思います。しかし、お母さんがただの遊びであるとか、欲求不満を解消するため、というのだったら言わない方がいいでしょう。」
生徒Cが答えた。
「遊びだと思うんですが・・・。」
「そうですか。だったら言わない方がいいでしょう。無かったことにした方がいいこともあるのです。他に質問あるかな?」
生徒Dが手を挙げた。
「先生の足のニオイを嗅がせてください。足のニオイフェチなんです。」
「ちょっとまってね。はい、どうぞ。」
「オオォ、ハアハアハアハア、い、いい。あ、ありがとうございました。」
「他に質問あるかな?」
生徒Eが手を挙げた。
時計は午前一時を回っていた。
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