遙かなるリナックス日誌

2002年11月某日

 パソコンはOS無しで買ったために、何のOSをインストールするか迷ってました。今もっているウィンドウズOSが「ウィンドウズ95」だけ、ということでXPとかMEとか2000とか新しく買おうか迷ったんですが、マイクソロソフトにこれ以上金を貢ぐのもイヤ、タダだし、使っているだけで自慢できるし、話のネタになるし、うん、ここはやっぱリナックスでしょ、ってことでリナックスをインストールすることにしました。

 というのも、わたしがパソコンでやっていることは文書作成とウェブサイト閲覧、あとCD焼きが主で、わざわざ高い金だしてXPとか買うのも勿体ない、こんなのリナックスでも十分どころか十二分にできるんじゃないの、という気がして来たからです。

 インストールすることに決めたのは「レッド・ハット7.3」です。ヴァインとかプラモとか、ほかにもいろいろ優秀なディストリビューションがあるようですが、なんとなく「レッド・ハット7.3」の無料版を手に入れたのでコレでイイや、ということで「レッド・ハット」です。

 いや、びっくりしました。数年前にリナックスはインストールしたことがあるのですが、インストールの面倒さは半端じゃなかった。コマンドラインでパーティションわけとかモニタの設定だとか本と首っ引きになりながら数時間かけてやっとインストール完了、って感じでした。

 とにかく、なんだかんだよく分からなくて、とにかくインストールさえ終わればもういっぱしのリナックスユーザー、みたいな雰囲気で(すくなくともわたしの中では)、結局ほとんどリナックス自体を使わなかったのでした。ほんと意味のないエネルギーを使った記憶があります。

 ところが今回インストールはカシャカシャとマウスを数回クリックして終わり。難しい知識など一切不要でした。着実にリナックスも進化していると言うことを実感しました。

 インターネットへの接続も実に簡単。LANケーブルを接続するだけでインターネットへ接続することが出来ました。すばらしい。ワンダフル。最高。

 きょう初めて自分自身のウェブサイトを「レッドハットリナックス」+「ネットスケープ」という環境で見たんですが、カナリ豪快に表示が乱れていると言うことがわかりました。そんなに乱れちゃっていいの、あらら、というくらい豪快に乱れ、豪快すぎて、もう見る気も失せてくるような乱れ具合。乱れすぎ。ちょっとショックでした。

 で、リナックスをインストールしてちょっと使ってみての感想としては、漢字変換の効率がわるいということ、フォント表示が汚いということ、操作方法がまだ分からない、ということでした。ま、操作方法は使ってくる内、分かってくるから良いとして、漢字変換の悪さとフォント表示はガマンなりません。とくにパソコンを文章を書くことを中心に使っているわたしとしては、文章変換効率というのは何よりも重要なものなのです。

 さらに、安定しているというのはウソ、ということが分かりました。いや、ウソというのは言い過ぎかもしれませんが、KDEやGNOMEなどを使うとぜんぜん安定してません。画面かたまりまくり、凍りつきまくりです。KDEやGNOMEなどを使わなければ多分、安定しているのでしょう。でも、コマンドラインで使いたくないので、そんなの却下です。

 文字変換がぜんぜんダメなので、リナックス用のATOKをインストールしよう、とパソコンショップのウェブサイトを覗いてみたのですが、いやはや、びっくらしましたでこれ、なんと一万円近くもする。

 で、リナックスはやっぱやめた、ってことでこの「リナックス日誌」、はやくも一日分で終わりです。また、お会いしましょう。

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